サイエンスイノベーションハイスクール事業


城北高校は、令和2年度の「サイエンスイノベーションハイスクール事業」の実施校として
昨年度に引き続き指定されました。

「サイエンスイノベーションハイスクール事業」とは、
先進的な理数系教育を通して将来国際的に活躍しうる人材の育成を目指し、
主体的に探究活動に取り組む機会を学校に設けることを目的として
県教育委員会が設立、指定を行っている事業です。

本校では、理数科学科の課題研究、フィールドワーク、校外研修といった探究活動や高大連携、
また普通科生徒も所属するサイエンス部や地学部の活動等において本事業を展開していきます。

 

事業報告(理数科学科の活動報告)

理数科学科の活動報告

理数科学科1年生 課題研究テーマ発表会

3/14(木)2・3時間目、課題研究テーマ発表会がありました。

これから本格的に進めていく課題研究について

1.課題設定の理由

2.仮説

3.実験計画

4.予備実験の結果

といった内容をパワーポイントにまとめ、プレゼンテーションを行いました。

大学の先生方をはじめ、多くの人から貴重なアドバイスをいただきました。

1年生は今回設定したテーマをもとに、今後約1年をかけて課題研究を行っていきます。

<物理班>

・効率的な波力発電を行う方法

・身近な温度差による発電の検証

<化学班>

・スポンジの吸水性の向上について

・感熱紙の文字が消えるのはなぜか

<生物班>

・なぜ花の色が変化するのか?

・藍染の染色条件

<地学班>

・七色の彩雲をつくる

・土砂崩れと土壌の透水性

理数科学科2年生 課題研究発表会

 2月22日(木)、理数科学科2年生の課題研究発表会が行われました。

物理・化学・生物・地学の各班が、これまでの研究の成果を発表しました。

大学の先生や本校教員と1年生の前で、スライドを用いての発表でした。

大学の先生からは、班ごとに、専門的内容に関するご指摘や、追加実験をする際のご助言等をいただきました。

また、1年生にとっても良い刺激となる機会となりました。

3年生になったら、この研究を論文にして、校外の発表会やコンテストへの出品を目指します。 

テーマ一覧(発表順)

1.ダンゴムシはなぜコンクリートを食べるのか

2.さつまいものブランドによって糖度は異なるのか

3.圧電素子を用いた床発電

4.海溝型地震による津波の発生

5.防カビ剤が食品に呈する作用について

6.サボテンの光合成と気孔

7.磁気冷凍

8.宇宙塵を採取する

   

   

 

理数科学科1年生 ミニ課題研究発表会

1/24(水)6・7時間目、ミニ課題研究発表会がありました。

ミニ課題研究とは、本格的な課題研究に向けて、教員から与えられた課題で課題研究の一連の流れを経験する活動です。

物理・化学・生物・地学に分かれて計7班が、10月中頃から研究してきた内容をまとめ、ポスターセッション形式で発表しました。

今回の経験を活かして、これからの課題研究をよりよいものにしていってくれることを期待しています。

金属学会若手フォーラム参加

12月23日に徳島大学で行われた金属学会若手フォーラムに理数科学科2年生の磁気冷凍を研究している課題研究グループが参加してきました。徳島大学の教授や他校生と活発に意見交換を行うことができ、研究を進めるヒントを得たり、研究へのモチベーションを高めることができたりと、有意義な会となりました。2月の校内発表会に向けて研究をさらに進めていきたいと思います。

理数科学科1年生 県外研修

12/14(木)~16(土)の3日間、主にエネルギーについて学ぶため、東京・つくば方面に県外研修に行ってきました。

当初の予定ではお盆明けに行く予定でしたが、台風の影響で延期となっておりました。

インフルエンザの影響が心配されましたが、理数科学科1年生30人全員そろって無事に全日程を終えることができました。

徳島では得られない数多くの貴重な経験を通して、生徒たちはさまざまな刺激を受けたと思います。

これから本格的に始まる課題研究に向けて、今回の県外研修での学びを少しでも活かしてくれることを願っています。

 

1日目:東京スイソミル → 日本科学未来館 → 筑波大学鈴木教授による講演(ホテルにて)

2日目:那珂研究所 → 原子力科学館 → 常陸那珂火力発電所

3日目:つくばエキスポセンター