事業報告(民芸部活動ブログより)

民芸部

フードパントリーに参加しました

1月27日(土)、人形会館を会場にフードパントリー(「徳島こども食堂ナビ」管理運営委員会主催)が開催され、民芸部も運営ボランティアで参加しました。また、人形会館が会場になるというせっかくの機会なので、配布前半と後半の間に「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」を上演、運営スタッフのみなさんや利用者の方々に鑑賞していただき、いい経験になりました。ありがとうございました。

2023年公演終了

昨日の「新鮮ほっこりポッポ市」公演で今年予定されていた公演はすべて終了しました。

久しぶりにたくさんの方々とつながることができた1年でした。
年明けには「新鮮ほっこりポッポ市」で三番叟、春には徳島ヴォルティスさんに2度もお声かけいただき、2度目の公演では県警交通部のみなさんとオリジナル演目「警声町巡査」を再演することができました。

秋には「U-18阿波おどり・人形浄瑠璃フェスティバル」(これまでの「ジュニア浄瑠璃フェスティバル」がリニューアル)、「鴨島発信!あわ文化いろどり祭」(ポッポ市からのご縁)や「きたじまるしぇ」(振興会森会長からのご紹介)、愛媛県西条市での公演(あわ工芸座さんからのお誘い)といった初めての経験をたくさんいただきました。

このようにいろいろお声かけいただけることはとてもうれしいことです。
また、来年度も全総文岐阜大会への参加をはじめ、充実した1年になりそうです。よろしくお願いします。

今年いただいたご縁がこれからも続いていきますように。

【お知らせ】
来年1月27日、人形会館を会場に「フードパントリー」が開催されます。(主催:徳島こども食堂ナビ)
民芸部もボランティアで参加+「阿波鳴」を上演予定です。

*予約制です。詳細は徳島こども食堂ナビWebサイト(https://tks-navi.com/)から。

2023城北祭ありがとうございました

9月10日(日)、城北祭公演を行いました。心配された天気もなんとかもち、1本だけでしたが幟も立てることができました。

実は数日前に部員のCOVID-19感染が判明し、一事は公演実施が危ぶまれましたが、その話を聴いた3年生やポラリス座の卒業生が急遽参加してくれることになり、なんとか三業揃っての上演を行うことができました。

まずは[寿二人三番叟]。昨年の城北祭より大幅に「尺」を延ばし、新しい演出を一つ取り入れるとともに、しばらく実施していなかった「一体が疲れてサボり、それをもう一体が説得して…」という演出を復活させました。ここでは急遽3年生が1名代打で入ってくれました。引退後に取り入れた演出もしっかりこなしてくれました。

管理人は袖から観ていたのですが、サボる演出で笑い声が。あとで聞いたところによると、観に来てくださっていた鶴澤友輔師匠が最初に笑ってくださり、それにつられて笑いが起こったとのこと。ありがとうございました。

幕間は「道具返し」の三味線演奏。徳島では農村舞台でよく演じられる「襖からくり」の伴奏として演奏されることの多い曲です。
この間、舞台では背景の松竹の幕を急いで外しています。

そして最後はおなじみ「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」。ここではおつるの主遣いにポラリス座の卒業生が参加してくれました。三番叟の3年生もそうですが、限られた回数の練習だったにも関わらず素晴らしい舞台を務めてくれました。

人形浄瑠璃はたくさんの人たちが関わって成立します。たまたま人形会館に来ていた3年生や卒業生が代打で出演してくれなければ今回の城北祭での公演はできませんでした。それ以前に、普段指導してくださっている鶴澤友丸師匠やみらい塾のOKEIさんと花菱さん、夏休みの伝承教室で熱心にご指導くださった竹本友和嘉師匠と鶴澤友輔師匠、みらい塾のみなさんのおかげで4月からの短期間でここまで来られています。ほかにも甘利洋一郎先生など数え上げたらきりがありません。

そして、城北祭公演にご来場くださったみなさん。本当にありがとうございました。

次回公演は23日、北島町役場駐車場で開催される「きたじまるしぇ」公演です。次回もおつるの主遣いで参加してくれたポラリス座の卒業生が三番叟白顔の主遣いで参加してくれます。次回もよろしくお願いします。

Willkommen!

9月5日(火)、本校を訪問中のリーゼ・マイトナー・ギムナジウムの生徒さんが人形会館を訪問してくれました。

まずは「寿二人三番叟」を観てもらいました。能の「翁」が元になっていること、天岩戸のこととかを通訳してもらいましたが、あとで五穀豊穣・悪霊退散のことを言うのを忘れていたことに気づいた管理人でした。緊張は敵…
今回民芸部としては久しぶりに取り入れた「途中で一体が疲れてサボり、それをもう一体が説得して…」という演出が通じていたら幸いです。

 



その後は、短い時間でしたが人形遣いや三味線の演奏を体験してもらいました。楽しんでもらえていたようでよかったです。
 


これからも末永く交流が続きますように。
Ich hoffe, dass wir noch viele Jahre lang miteinander kommunizieren werden.

県内3校+淡路三原高校郷土部合同研修会

8月21日(月)、4年ぶりに対面開催で県内3校(小松島西高校勝浦校民芸部・那賀高校人形浄瑠璃部「柚子座」・城北高校民芸部)と兵庫県立淡路三原高等学校の合同研修会が実施されました。

阿波十郎兵衛屋敷を会場に、ふれあい座さんの「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」を鑑賞した後、十郎兵衛屋敷の佐藤館長さんのお話を聴き、箱まわしや人形浄瑠璃と徳島の文化・社会の関係について深く知ることができました。

その後、各校から学校・部活動ならびに10月のU-18阿波おどり・人形浄瑠璃フェスティバルで上演する演目についての紹介がありました。
なんと今年は3団体が同じ演目を披露することになりました。とはいえ、それぞれ演じる部分も演出も少しずつ違いがありますので、お楽しみいただけるのではないかと思います。もちろん、お楽しみいただけるよう、演者側も楽しく演じられるよう、しっかり精進していきます。

(下3枚の画像はTwitterより転載)