事業報告(理数科学科の活動報告)

理数科学科の活動報告

理数科学科1年 第4回大学出前講座

 9月14日(火)、理数科学科1年のSP-timeで第4回の大学出前講座を実施しました。
今回は物理分野から、鳴門教育大学の粟田高明准教授に「放射線を知ろう」というテーマで講義と実習をしていただきました。

 元素と放射線の関係や生活の中の放射線、雷のような放電と放射線の関係といった基礎知識をはじめ、新元素がどのように発見されるかなど、興味の深まるお話が尽きませんでした。 
 また、霧箱で放射線の飛跡を観測したり、放射線の特性を知る実験を行い講義の内容を実際に確認したりと、放射線の存在を目の当たりにし、充実した時間となりました。粟田先生、ありがとうございました。


理数科学科1年 第3回大学出前講座

 6月29日(火)、理数科学科1年のSP-timeで第3回の大学出前講座を実施しました。
 今回は化学分野について、徳島文理大学より浅川義範教授をお招きし、「苔から香料や医薬原料を取り出し、植物進化の謎に迫る」をテーマにご講演いただきました。
 苔にはさまざまな生物活性化合物が含まれており、浅川先生が発見された化合物には筋弛緩や抗ガン、抗肥満などの作用を持つものもあり、医薬品をはじめ香粧品や食品としても応用が期待されることをお話しいただきました。
 また、味や香りがユニークな苔の紹介や、先生の海外での体験談など楽しいお話もしていただき、驚きの声や笑い声も上がる講座となりました。
 生徒からの質問にも丁寧に答えていただき、生活の中でいつも目にしながらも意識していなかったものを観察対象や研究対象として意識するきっかけになりました。ありがとうございました。

理数科学科1年 第2回大学出前講座

 6月22日(火)、理数科学科1年のSP-timeで第2回の大学出前講座を実施しました。

 昨年度に引き続き、徳島大学の富田卓朗准教授に「光で見る、探る、切る!」というテーマで、光についての基礎知識をはじめ、偏光の原理やその応用技術、フェムト秒レーザーなど富田先生が研究されている内容などをお話いただきました。生活のあらゆる場面で光やレーザー加工技術が使われており、日常の中の科学技術に目を向ける機会になったのではないでしょうか。
 また講義の合間には偏光板を用いて水面を観察したり、金づちの衝撃を受けた瞬間だけ偏光が回転することを観察できる「ちから・カーシャッター」という装置のデモ実験を体験させていただきました。
 最後にこれから科学分野に進む生徒たちへメッセージもいただきました。ありがとうございました。

理数科学科1年生 大学出前講座

 6月15日(火)、理数科学科1年のSP-timeは、第1回の大学出前講座を実施しました。
 今年度も徳島大学の渡部稔教授をお招きし、「研究の楽しさ」についてご講演いただきました。また、先日本校で教育実習を行ったばかりのOBがアシスタントとして再び訪れてくれました。

 渡部先生ご自身の研究生活を振り返りながら、研究の苦しさとそれを上回る楽しさ、進学や就職に関する具体的な過程、今後取り組んでいく課題研究についてなど、わかりやすくお話いただき、生徒からの質問にも丁寧に答えていただきました。
 生徒にとって漠然としていた研究者というビジョンや、今自分にできることが明確に見え、研究への意欲がかき立てられたようでした。

 今年度も最後に渡部先生が研究されているアフリカツメガエルとイベリアトゲイモリに触れる時間を設けていただき、生徒は大喜びでした。貴重な経験をありがとうございました。

理数科学科1年 数学基礎実験

 6月8日(火)、理数科学科1年生がSP-Timeで数学の基礎実験を行いました。

 最初に数学という学問について考え、どのような学問であるかを班ごとに発表しました。
 その後、「魔方陣」について学び、簡単なものに挑戦したり、様々な魔方陣があることを知り、パズルとしてだけではなく数学の研究対象として解く楽しさに触れました。
 最後に数独にも挑戦しましたが、このなじみ深いパズルが生徒たちの目にはどのように映ったでしょうか。

 生徒からは「数学は論理的思考力を高める学問であることがわかった。」「数学を学ぶモチベーションが上がった。」といった感想が挙がりました。