民芸部

 民芸部は、1956年に創設された県内初の「阿波人形浄瑠璃芝居」に取り組む部活動です。国指定登録文化財の人形会館を拠点に、これまでプロの太夫と人形遣い各1名、太夫部屋1つ、人形座3つを輩出するとともに、国内外で数多くの公演活動を行ってきました。

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主な活動

<校内>新入生歓迎公演 城北祭公演 卒業祝賀公演
<校外>高等学校総合文化祭(県・近畿・全国)
    各種イベント 大島青松園・老健施設訪問 等 
<海外公演実績>
 アメリカ(1968) デンマーク・イギリス・フランス(1972)
 中国(2005) ドイツ(2022)

 *各種SNSも展開中。公演情報はX(Twitter)が最速です。
   https://twitter.com/johoku_mingei

部活動ブログ

【民芸部】「かがわ総文」客演公演

2025年7月30日 13時08分

7月29日、民芸部は第49回全国高等学校総合文化祭「かがわ総文」吹奏楽部門に参加する吹奏楽部の舞台に客演させていただきました。(写真は出発前、小体育館での最終リハーサルの様子)

2曲目に演奏する米津玄師さん作曲「Lemon」が別れの曲なので、ということで、「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」からお弓とおつるの出会いと別れの部分をダイジェスト的に上演しました。

お弓が登場したときに客席から拍手をいただけたこと、吹奏楽部の素晴らしい演奏のお手伝いができたことは大きな喜びでした。

講評で、講師の先生が「『こう演奏しなければならない』だけではなく『こう演奏したい』という気持ちを大事にするのも大事」というようなお話をされていました。人形浄瑠璃でも、もちろんある程度決まった節や型があって、それに沿って語ったり、三味線を弾いたり、人形を遣ったりするのは大切です。それを十分内面化したうえで、さらに自分の想いを乗せることができれば、もっと良い舞台を務めることができると思います。ジャンルは違っても根底は同じなのかもしれない、と感じた一日でした。貴重な機会をくださった吹奏楽部と観客のみなさん、運営スタッフのみなさん、ありがとうございました。